入れ歯(義歯)

入れ歯といえばその種類は様々です。総入れ歯、部分入れ歯、差し歯のほか、ブリッチも入れ歯の種類に入ります。入れ歯は「年を取ってからの話」と思っている人はいませんか? 実は30代の若さで総入れ歯をしている人もいます。部分入れ歯となると年とまったく関係ありません。若い時から一本や二本の部分入れ歯を入れている人は決して少なくありません。また、虫歯一本もない人が何故か前歯だけ入れ歯になっていることもありますよね。奥の歯ならともかく、前歯が入れ歯となると鏡を見るたびに悩んでしまいます。

子供を産んでから入れ歯

私は母の「本当の歯」を見たことがありません。物心のついたころには、母はすでに入れ歯でした。母は30代から総入れ歯(総義歯)です。実は私を生んでから完全に総入れ歯になりました。私は3人兄弟ですが、一番上の兄を産んでから歯が悪くなり始めたそうです。その時まで母は虫歯一本もなかったそうですが、子供を産んでから突然歯が悪くなったことに母も大変びっくりしたそうです。姉を産んでから母の歯はスカスカになりましたが、それにしても自分の歯を保とうと一生懸命頑張りました。カルシウムが足りないせいだと思い、レバーなど鉄分の多い食べ物を毎日食べたそうです。でも、私を産んでから母の歯はとうとうだめになってしまい、若いのに入れ歯をしなければなりませんでした。

母の入れ歯にびっくり

幼いころ、洗面台の入れ歯ケースに入っている入れ歯を見てびっくりした覚えがあります。母は30代から入れ歯です。しかも総入れ歯です。もともと体が弱い母は、3人の子供を産んでから歯が全部抜けてしまいました。私たち兄弟にカルシウムを「とられて」しまったのです。母は私たちの前で入れ歯を外したことがありません。いつ入れ歯の手入れをしたか分からないぐらい、私たちの前では常に入れ歯をしていました。私たちが寝てから入れ歯の洗浄をしたと思います。しかし、ある夜、私は母の入れ歯を見てしまいました。洗面台の入れ歯ケースに入っている母の入れ歯を見てちょっと動揺してしまった覚えがあります。

海外の入れ歯事情

日本の保険が海外でも適応していることをご存知ですか? 海外旅行に行って風邪などで病院にかかった時、領収書をきちんと取っておいてください。治療のために海外に行くのは別として、普通の治療でお医者さんに診てもらったのは全部保険適応となります。一度は全額払いですが、日本へ帰ってから申請すると70%は戻ってきます。欧米諸国で歯科にかかった時、飛び上がるぐらいの料金を請求されたことがあります。よほどのことでない限り、海外では歯科に行かないほうがいいです。でも、長い海外滞在で入れ歯を落として傷がついた時には歯科に行くしかありませんね。

中国の入れ歯事情

中国の入れ歯も日本と同じく材料によって値段がさまざまです。中国には国民健康保険がありません。発展途上国の中国が13億の人口の医療費用を負担することはできないからです。国家公務員、地方公務員の場合は国民健康保険ではありませんが、治療費用限定の医療保険はあります。一定の治療料金までは保証しますが、それを超えた場合は自分で差額を払う日本とはまったく違う医療保険制度です。この限られた医療保険で入れ歯を作ることはとてもできません。自営業や失業した人には、このような治療費用限定の医療保険がありません。

中国の入れ歯の値段

中国は物価が安いイメージですが、中国の入れ歯は決して安くありません。国家経営から民間経営の企業が増え、中国の医療制度は大きく変わりました。中国の人は全額自己負担で入れ歯を作るのが普通です。これは総入れ歯でも、部分入れ歯でも同じです。日本と同じく、入れ歯の材料によってそこの値段はさまざまです。また地域性が大きい中国では、都市部と農村部で入れ歯の料金が違います。同じ材料の部分入れ歯が都会では500元していますが、農村では100元するケースもあります。

中国には入れ歯洗浄剤がない?

日本の薬局には入れ歯洗浄剤が普通に置いてありますが、中国で入れ歯洗浄剤を買うことは至難の業です。中国には入れ歯洗浄剤がありません。日本に来ている中国の留学生は、入れ歯洗浄剤をおばあさんへのお土産として買うケースがあります。中国の留学生から「日本の入れ歯洗浄剤を一度使ったおばあさんがお金をあげるから日本から入れ歯洗浄剤を買ってきて欲しい」と聞いたことがあります。また別の中国の留学生から「入れ歯洗浄剤は普通一度に一粒を使いますが、私のおばあさんは一粒を半分に割って大事に使っていますよ」とも聞いています。

入れ歯を作るのは大変

入れ歯を作るのはそんなに簡単なことではありません。一度作ったことがある人はその苦労をよく分かるはずです。入れ歯を作る前に、まず麻酔をかけて残っている歯をきれいに抜かなければなりません。これは部分入れ歯(部分義歯)であろうが、総入れ歯(総義歯)であろうが避けることはできません。歯茎に針を入れた瞬間から入れ歯が完成して慣れるまで痛みは伴うものです。入れ歯が出来上がってから実はもっと大変です。食べ物をしっかり噛めなくて作り直すケースをあるみたいです。歯科医は「慣れるまでちょっと時間がかかりますよ」と言っていますが、痛いのを我慢して食べ物を噛むのは本当に辛いものです。

入れ歯費用

入れ歯を作るとなると本人の苦労はもちろんのこと、費用も結構かかるので気持ちも懐も寂しい思いをしなければなりません。入れ歯はどんな材料を使用するかによって保険がきくのと保険がまったくきかないものがあります。総入れ歯を保険がまったくきかない材料で作った場合はいったいどれぐらいかかるでしょう? 万単位から何十万単位まで様々です。歯を抜く、型を取るなど入れ歯を作るための準備は保険を使い、入れ歯の材料だけ保険適用にするのもいい方法です。一度入れ歯を作ると長く使うので、良い材料で作ったほうがいいですよね。

入れ歯料金は想定できない?

お洋服を買うときは自分の予算に合わせて買うのが普通ですよね。(とても気に入ったお洋服なら予算オーバーでも買ってしまうこともありますが)しかし、歯科に行って今回の治療でどれぐらいかかりますか? と聞くことはできませんよね。入れ歯を作る前、歯科医と料金について相談したことがありますか? 美容のために入れ歯を作るのは別として、入れ歯料金を歯科医と事前に相談することはなかなかできません。と言うのは、入れ歯を作るにあたっていろいろな費用が発生するからです。歯を抜いた途端、炎症が起きてしまい、入れ歯どころか歯の炎症治療に思いがけないような費用がかかってしまうこともあります。また入れ歯の型を何回も取らなければならないことも稀にあります。

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